価値創造人財の確保・育成
基本的な考え⽅
当社は、人財を価値創造の源泉であり、持続的な企業価値向上を実現するための重要な経営資本と位置づけています。こうした考えのもと、人財の確保から育成、活躍支援までを一体的に推進しています。また、将来の成長を担う人財、事業変革を牽引する人財、多様な人財の確保・育成に取り組むとともに、一人ひとりが能力を最大限発揮できる環境づくりを進めています。
人財の確保
新卒採用
将来の価値創造を担う若手人財の確保に向け、高校から大学院までの卒業予定者を対象とした、新卒採用を実施しています。グローバルに活躍する企画職(総合職)と、地域に根差して活躍する実務職(一般職)の職群別の採用を行っています。
キャリア採用
社会人としてビジネス経験がある方を対象に、キャリア採用を実施しています。
特に、新事業の領域に関しては、社外からの知見獲得に向けて積極的に採用しています。
グローバル人財の確保(IAP)
外国人材の採用促進の一環として、海外の大学を卒業した外国籍の方を対象に、日本オフィスで2年間勤務するIAP(International Associate Program)制度を実施しています。本制度は30年以上の歴史があり、これまでに世界各国から約100名を採用してきました。IAP期間終了後も多くの方が当社グループで活躍しています。2025年度は7名を採用しました。
障がい者採用
障がい者の方を対象とした採用活動にも積極的に取り組んでいます。雇用機会の拡大や、就労体験プログラムの実施、外部支援機関との連携などを実施し、採用を強化しています。
採用ブランディングの強化
当社が目指す未来や価値創造の方向性への共感を高めるため、採用キービジュアル・キーメッセージを刷新しました。また、将来の価値創造をともに実現する人財との出会いを創出するため、求める人物像を明確化し、知的好奇心や挑戦意欲を持つ人財との双方向のマッチングを重視した採用活動を展開しています。
新卒採用におけるインターンシップの強化
新卒採用において、入社前のイメージとの実際の業務や社会人生活のミスマッチを低減し、入社後にスムーズに活躍できるよう、インターンシップを強化しています。理系職種では、『職場実践型コース(個別、少人数制で実施)』と『職種体験型コース(グループ、大人数制で実施)』の2種類を設け、本人の希望に応じて実際の業務を体験する機会を提供しています。
キャリア入社者向けオンボーディング支援
キャリア採用入社者を対象に、オンボーディング研修を実施しています。同時期に入社した仲間と会社の歴史や考え方を学び、交流する場を提供することで、当社への理解深化やネットワーク形成を促しています。
新規入社者向けのパルスサーベイの実施
入社後の1年間を、当社への定着や活躍に向けて重要な期間と位置づけ、定期的なパルスサーベイを実施しています。新たな環境での挑戦を支えながら、活躍に向けた基盤づくりを行っています。
資格取得とスキル向上の支援
一人ひとりの成長を後押しするため、資格取得をサポートする「公的資格取得奨励制度(対象:正社員)」を設けています。業務に関連する公的資格や各種専門資格の取得にあたっては、受検料の補助に加え、資格の難易度に応じた奨励金を支給しています。また、上位資格へのチャレンジも支援しており、継続的なスキルアップにつながる環境づくりを進めています。対象となる資格は、社会的な有用性や事業との関わりを踏まえて選定し、必要に応じて見直しを行っています。
人財の育成
社員教育への取り組み
一人ひとりが自身のキャリアを描くこと、その実現に向けた行動を促すことを目的とした階層別研修に加え、関心のあるものに自ら手を挙げて受講する選択型研修、エンジニアの基礎力向上を狙いとした技術者研修など、様々な研修を提供しています。
階層別研修
一人ひとりの従業員がビジネススキルやマネジメントスキルを高め、知識を深められるように、個々のキャリアステージに合わせた階層別の必須研修に加え、自ら関心のあるものを選んで受講できる選択型研修、技術者向けのエンジニアの基礎力向上を狙いとした技術者研修など、学びを通じて成長し続ける組織文化の醸成に努めています。
| 研修名 | 対象者:正社員 | 研修の目的 |
|---|---|---|
| 新入社員研修 | 新卒入社者 (企画職) |
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| 2年目研修 | 新卒入社2年目社員 (企画職) |
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| 3年目研修 | 新卒入社3年目社員 (企画職) |
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| 若手社員研修 | 入社3~5年の若手社員層 (実務職) |
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| 中堅社員研修 | 中堅社員層 (企画職中級) |
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| ヒューマンアセスメント研修 | 上長により指名された者 (企画職上級) |
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| 主任研修 | 新任主任 |
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| 係長研修 | 新任係長 |
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| 課長研修 | 新任課長 |
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| 部長研修 | 新任部長 |
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価値創造人財の育成
2035年ビジョンの実現に向け、当社は価値創造人財の育成を重要な経営課題と位置付けています。社員一人ひとりが自ら学び続け、変化を機会として捉えながら価値創造に挑戦できるよう、多様な育成機会を提供しています。その一環として、事業創出領域では、自己変革力向上プログラムや事業構想大学院大学との連携による育成機会を提供しています。事業構想大学院大学への派遣は自薦・公募制とし、累計32名が履修証明書を取得しています。さらに、シリコンバレーの実践知を学ぶイノベーション人財育成プログラムへの派遣やオンライン講座を通じて社外の知見を取り入れ、多様な視点と挑戦力を備えた人財の育成を進めています。
対話型マネジメントの実践と浸透
多様で自立した個人の強みを活かし、組織成果の最大化と会社の持続的成長を実現するためには経営層、管理職、社員間での「対話」「相互理解」が欠かせません。新たに管理職の職責についたマネジメント層の社員に対して、役割の理解やマネジメント力の強化に向けて新任部長研修、新任課長研修を行っています。加えて新任課長研修では、創業者片岡勝太郎の自宅を記念館とした勝志館への見学を通じて創業者の思いや当社のイズムを改めて理解する場を設けています。
さらに、2023年度からは組織の中核を担い、職場のリード役となる係長にも対象を広げ、求められる役割や期待を理解するための研修を実施しています。マネジメント層が社員一人ひとりと向き合うことで社員の挑戦を後押しすることを目指しています。
指標と目標
中期経営計画2027における指標・目標に対する実績は以下の通りです。
| 範囲 | 2023年度 実績 |
2024年度 実績 |
2025年度 実績 |
中期経営計画2027における 2027年度目標 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 人財育成費 (一人当たり) |
単体 | 23,124円 | 24,199円 | 45,241円 参考:連結19,567円※ |
前年度比増 |
※国内外の主要グループ会社31社に単体の人財育成費を加え集計した参考連結値