脱炭素社会の実現
温室効果ガス排出削減:スコープ1、2
中期目標
2030年度までにGHG排出量を90%削減(基準年:2021年度)
当社は、2023年4月に「RE100」イニシアチブに参加し、2024年4月にSBT認定を取得しました。また、2024年度よりスコープ1、2削減タスクフォースを設置し、目標達成に向けて取り組みを加速していきます。
再生可能エネルギーの取り組み
当社は、2030年度までに事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーに転換することを宣言しています。太陽光発電設備の積極的な導入を進め、2023年度は国内生産工場を中心に約7MW相当の設備投資を行い、総発電量は約18MWに達しました。2024年度はメキシコ工場、マレーシア工場への導入を計画しています。

アルパイン太倉の太陽光発電設備
電⼒の再⽣可能エネルギー導⼊率(連結) | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|
24.5% | 40.4% | 63.6% |
省エネルギーの取り組み
生産工場でのエネルギー効率化を目的に省エネ活動を推進しています。日本と中国では、省エネ全体会議を開催し定期的なコミュニケーションを通じて、グローバル全体でのエネルギー使用量削減を実現しています。
エネルギー使⽤量(連結) | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|
617千MWh (+9.3%) |
473千MWh (△23.3%) |
479千MWh (+1.3%) |
温室効果ガス排出削減:スコープ3
中期目標
2030年度までにGHG排出量を25%削減(基準年:2021年度)
スコープ3排出量に占める割合が大きいカテゴ リー1(購入した製品及びサービス)、カテゴリー4(上流輸送・配送)、カテゴリー11(販売した製品の使用)を対象に排出量を削減する取り組みを2024年度から開始し、2030年度までの具体的な削減ロードマップを策定します。
サプライチェーンにおける取り組み
スコープ3に占める割合が最も高いカテゴリー1(購入した製品及びサービス)を削減するため、2022年度からお取引先様の協力を得てGHG排出量調査を開始しています。2023年度は簡易算定シートを作成し、お取引先様の算定支援を実施しました。
製品カーボンフットプリントの算定
バリューチェーン全体でのGHG排出量削減に対する動きが高まる中、製品カーボンフットプリントを算定し、排出量の多いホットスポットを分析することで、効果的に排出量削減を行う動きが始まっています。当社においても、2023年度から製品カーボンフットプリント算定を開始し、具体的な削減施策につなげています。