サステナビリティ

環境マネジメント

温室効果ガスの削減

気候変動への対応

 アルプスアルパイングループは、気候変動が生産停止やサプライチェーンの分断など事業へ大きな影響を与える要因の一つと捉えています。私たちは、管理本部長である米谷信彦副社長執行役員が議長を務める「環境推進会議」を通して、気候変動を含めた取り組みの目標設定とその進捗確認を行っています。
 2019年度より始まった第1次環境保全中期行動計画では、パリ協定に鑑み、2030年、2050年を期限とする長期目標を設定し、活動を進めます。また、本行動計画では、資源の効率性、エネルギー源、強靭性の側面から、グローバルで展開する生産拠点を中心に、活動を推進しています。
 当社グループは、低炭素社会への移行に関する主なリスクとして、EV市場の拡大や車載製品・省エネ関連設備/システムなど製品を供給する市場及び技術の変化、顧客等ステークホルダーからの更なるCO2排出削減や再生可能エネルギー使用要求への対応を認識しています。加えて、物理的リスクである大雨、洪水等の災害も、引き続き当社グループのリスクとして、危機管理マニュアルや体制の定期的な整備など危機管理活動を通じて対応を進めていきます。

温室効果ガスの排出削減目標(CO2

 私たちは第1次環境保全中期行動計画において、生産および物流のエネルギー原単位改善による省エネにてCO2の削減を行っています。2019年度の状況は下記の通りです。

項目対象目標(2019年度)実績(2019年度)
事業所における地球温暖化対策 アルプスアルパイングループ 2013年度比で2050年度の温室効果ガス排出量の80%削減を目指す。
(基準年2013年度292,520トン)
347,777トン
基準年度比
16.6%増加(悪化)
2030年に向けて、エネルギー原単位改善率を年平均1%とする。
(2012年度比改善率目標 6.7%)
原単位 16.3
基準年度比
18.8%削減(改善)
物流における地球温暖化対策 アルプスアルパイン(国内)、
アルプス物流(国内)
製品の国内物流に関するエネルギー消費の原単位改善率を2021年度まで年1%とする。
(2015年度比改善率目標 3.9%)
原単位 0.498
基準年度比
18.3%削減(改善)

 上記の改善は、主に高効率機器(空気圧縮機、空調機、LED照明など)の導入と管理強化(空気圧縮機の配置最適化や配管系統の合理化、待機電力削減など)によるものでした。次年度以降はこれらを踏まえ、国内外の拠点への水平展開、エネルギー使用合理化の更なるテーマの掘り起しなどの施策を進めることで、引き続きCO2の削減を進めていきます。


GHGスコープ1、2、3排出量

省エネルギーの取り組み

 私たちは、地球温暖化対策の観点から、省エネルギーへの取り組みを第1次環境保全中期計画の一つとして実施しています。この取り組みは、2012年度を基準年とし、エネルギー原単位換算で2030年まで年平均1%の削減を目標としています。
 この目標は、アルプスアルパイングループが、それぞれの事業形態に即した施策を計画・実施することによってグループ全体として達成することを目指しています。

エネルギー使用量(原油換算)の推移

*1 エネルギー使用量(原油換算):電気、燃料等のエネルギー使用量を原油量に換算したもの
*2 生産高原単位:エネルギー使用量を生産金額で除した値


エネルギー使用量(原油換算)

CO2排出量の推移

* 生産高原単位:CO2排出量を生産金額で除した値


CO2排出量

エコハイブリッドチラー導入による省エネ

エコハイブリッドチラー導入による省エネ

 長岡工場(新潟県)では、生産冷却水の熱源機として、自然エネルギーを最大限活用できるエコハイブリッドチラー(フリークーリングチラー)を導入しました。
これまでは、ターボ冷凍機・水冷チラーが空調用熱源と生産冷却用熱源を兼ねていましたが、それぞれに要求される温度(空調用7℃、生産冷却用22℃)の違いに注目し、熱源系統の切り分けによる省エネルギー対策を実施しました。生産冷却系統の熱源として新規に導入したエコハイブリッドチラーは、外気温が低い冬期はフリーク―リングのみで冷却を行い、フリーク―リングだけでは能力が不足する中間期は、内蔵のチラーが冷却を補うハイブリッドタイプです。これにより、1年のうち約7カ月にわたり自然エネルギーの取り込みが可能となり、年間1,050MWhの電力削減、709tのCO2削減(従来比56%減)が見込まれています。

再生可能ネルギーの取り組み

 私たちは気候変動への取り組みとして再生可能エネルギーへの積極的な投資を行う方針を決定し、その導入を進めています。また、一部の拠点では再生可能エネルギー由来の電力の購入を行っています。


太陽光発電を設置した主な拠点

拠点名発電能力(kW)
古川第2工場 1071
いわき事業所 200
平工場 82
アルパインマニュファクチャリング好間工場 50
無錫アルプス(中国) 370
寧波アルプス(中国) 2703
韓国アルプス 49.5