環境戦略

基本的な考え⽅

アルプスアルパインの企業理念である「アルプスアルパインは人と地球に喜ばれる新たな価値を創造します。」は、人々の暮らしや地球環境が将来にわたって持続可能な社会であることへの貢献を目指すものであり、私たちの使命であると捉えています。
事業活動を取り巻く環境課題は、地球温暖化の進行による気候変動や資源の枯渇、生物多様性の減少など、ますます深刻化しています。これらの課題に対して真摯に向き合い、環境に調和するものづくりメーカーとして、 2050年カーボンニュートラルと環境負荷ゼロのものづくりを達成し、持続可能な社会の実現に貢献します。

マテリアリティと中長期目標

当社は、環境領域において2050年度の長期目標と2030年度の中期目標を定めています。これらの目標を達成していくため、改めてリスクと機会の分析を行い、その結果に基づき中期経営計画2027にて3つのマテリアリティを設定しました。これらのマテリアリティに対して積極的に施策を進めることで、目標達成と企業価値の向上を目指していきます。

※1 定量目標については現在検討中
枯渇資源※2バージン材使用ゼロ(自社で管理可能な資源※3に限る)
※2 枯渇資源…原油、鉱物など再生に長い年月がかかるか、または再生不可能な自然資源
※3 自社で管理可能な資源…顧客要求や代替不可な調達品以外

環境方針

2025年度環境方針

私たちは企業理念に基づき、「気候変動への適応と緩和」「資源循環の促進」「環境負荷低減に向けた化学物質管理の強化」への取組みを実施し、持続可能な社会の実現に貢献します

  1. 気候変動への適応と緩和を推進し、事業活動及び製品に関連する温室効果ガスの排出を削減します
  2. 資源の有効利用と循環を促進します
  3. 化学物質による人や地球環境への負の影響を抑制します

目標と実績

指標 適用
範囲
2023年度 2024年度 2025年度
目標 実績 目標 実績 目標
スコープ1,2削減率 連結 25% 47% 35% 61% 55%
再生可能エネルギー導入率 連結 50% 63% 60% 72% 75%
廃棄物リサイクル率 連結 95% 95%
製品含有規制物質の重大事故件数 連結 0件 0件
事業所関連化学物質に起因する重大事故件数 連結 0件 0件

環境マネジメントシステム

全生産拠点で環境マネジメントシステム(EMS※4)を確立し、ISO14001の認証を取得しています。
環境関連マテリアリティである「気候変動への適応と緩和」「資源循環の促進」「環境負荷低減に向けた化学物質管理の強化」への取組みは、主にEMSによって実施されています。

※4 EMS: Environmental Management System

環境データの第三者検証

温室効果ガス排出量(スコープ1,2およびスコープ3)についての信頼性向上のため、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社による第三者検証を受けています。

環境データの第三者検証
環境データの第三者検証