循環型社会の実現
基本的な考え⽅
人口の増加や経済の成長とともに、廃棄物の増加や資源の枯渇、環境負荷の増大が重要な課題となり、従来の直線型経済(リニアエコノミー)から循環型経済(サーキュラーエコノミー)への移行が急務となっています。サーキュラーエコノミーは、資源の持続可能な利用と廃棄物の最小化を促進し、経済成長と環境保全を両立させる枠組みです。
当社では、このような考え方の下、事業活動を通じて再生材の使用や廃棄物の再資源化を促進していきます。更に製品の設計段階から廃棄物排出量の最小化を考慮し、修理や再利用、リサイクルなどの手段を取り入れることで、資源の有効活用を図ります。
資源利用における今後の取り組みポイント
事業活動を通じて調達する資源の効率的・循環的な利用を推進します。
- 再生樹脂の製品適用の促進
- 材料歩留まり率の向上
廃棄物における今後の取り組みポイント
事業活動を通じて排出される廃棄物の再資源化を促進します。
- 廃棄物の継続的な削減
- 廃棄物の再資源化
廃棄物の削減
2023年度は、各生産拠点間でベストプラクティスを共有し、削減施策の横展開を実施したことにより、廃棄物排出削減目標を達成することができました。
廃棄物総排出量(連結) | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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22.8千トン (+4.1%) |
25.8千トン (+11.3%) |
25.2千トン (△2.1%) |
⽔使⽤量の削減
2023年度は、生産拠点を中心に水使用量の削減施策を実施し、目標を大幅に上回る削減を達成しました。
水使用量(取水量)(連結) | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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1,814千㎥ (+4.1%) |
1,674千㎥ (△7.7%) |
1,490千㎥ (△11.0%) |
環境負荷低減に貢献する製品の開発と設計
製品の環境負荷低減を着実に実行するため、環境に配慮した設計・開発を行っています。新規開発される製品では設計段階で製品アセスメントを実施し、その製品がライフサイクルの中で環境に影響を及ぼ すと考えられる37の評価項目に対して、基準製品や代替案との比較などをしながら評価し、総合的観点から対策検討の必要可否判定を行っています。今後はアセスメント項目の見直しを行いながら、対象製品の拡充に取り組むとともに、環境配慮製品の開発も強化していきます。
主なソリューション | 環境配慮型製品事例 |
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![]() バイオマス材使⽤タクトスイッチ® |
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![]() 電流センサー |
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![]() MonoTra™ |