サステナビリティの考え方

基本的な考え⽅

当社の企業理念である「アルプスアルパインは人と地球に喜ばれる新たな価値を創造します。」を実践することで、持続 可能な社会への貢献と企業価値の向上を目指しています。
また、事業活動の基本となる5つの経営姿勢(価値の追究、地球との調和、社会への貢献、個の尊重、公正な経営)を軸に、企業・社員として最低限必要な具体的な行動や考え方を明文化した「アルプスアルパイングループ⾏動規範(以下、グループ⾏動規範)」を、全世界のグループ拠点に展開しています。グループ⾏動規範についての研修を定期的に実施し、社員一人ひとりに浸透するよう努めています。

アルプスアルパイングループ⾏動規範の主な項目

価値の追究
  • 新たな価値創造
  • 製品・サービスの安全性の保証、顧客保護
  • 高品質な製品・サービスの提供
  • 製品・サービス情報の的確な提供
  • 問合せやアフターサービス等の誠実な対応
  • 迅速で的確な事故対応
公正な経営
  • 強制労働・児童労働の禁止
  • 非人道的な扱いの禁止
  • 差別の禁止
  • 腐敗防止
  • 公正な競争
  • 不適切な利益供与及び受領の禁止
  • 優越的地位の濫用の禁止
  • 知的財産の尊重
  • 情報セキュリティの徹底
  • プライバシーの尊重・個人情報の保護
  • 適時・適切な情報開示
  • 安全保障貿易管理
  • 適正な会計処理と納税
  • インサイダー取引等の禁止
  • 利益相反行為の禁止
  • 緊急時の対応
  • 結社の自由及び団体交渉の権利の尊重
  • 適切な賃金と労働時間
  • 労働安全衛⽣
地球との調和
  • 脱炭素社会の実現への貢献
  • 循環型社会の実現への貢献
  • 環境汚染の防⽌
  • ⽣物多様性の保全
社会への貢献
  • 事業による地域社会への貢献
  • 社会・地域との共生
  • 事業活動の安全性の確保
個の尊重
  • 相互理解
  • 人財育成
  • 個々の自立

※アルプスアルパイングループ⾏動規範は国連「ビジネスと人権に関する指導原則」及び「OECD 責任ある企業⾏動に関する多国籍企業⾏動指針」などの国際規範を尊重して作成しています。

サステナビリティ課題への取り組み(2022~2024年度)

2022年度より、脱炭素社会・循環型社会の実現、人権の尊重、ダイバーシティ&インクルージョン、持続可能なサプライチェーンマネジメントをサステナビリティ重要課題と位置付けて活動を推進しています。また、サステナビリティに関する課題に対しては、機能本部や管理系部門ごとに具体的な中計目標を設定した上で、必要に応じ事業担当と連携しながらサステナビリティ課題の解決と事業活動への反映をしています。

2023年度経営会議における主なサステナビリティ議題

経営会議名 時期 議題
取締役会 四半期ごと サステナビリティ課題の⽬標に対する進捗報告
取締役会 4月 2023年度サステナビリティ課題のKPIと実行計画
取締役会 4月 SBTイニシアチブへの参加および目標設定
取締役会 6月 マテイアリティの見直し
取締役会 7月 ESG評価結果
取締役会 10月 コンプライアンス・CSR研修受講状況報告
取締役会 11月 SR(Shareholder Relations)エンゲージメント報告
取締役会 12月 グループ倫理規範(現 行動規範)の改定
グローバル経営会議 3月 サステナビリティ課題を含む2024年度経営計画

推進体制

2023年度までサステナビリティ推進委員会を設置し、重要課題に対する7つのワーキンググループを中心に活動してきました。2024年度からは、経営レベルでサステナビリティの中長期課題を議論し、意思決定の迅速化を図るべくサステナビリティ委員会へ格上げし経営会議として位置付けました。ESG担当執行役員を委員長とし執行役員が委員を務め、社外取締役及び監査等委員がオブザーバーとして参画するなど体制の見直しも行いました。なお、部門間連携が必要なテーマについては、タスクフォースを設置し推進します。

推進体制

サステナビリティ教育

2022年度より、役員および派遣社員を含む国内全従業員を対象に、サステナビリティ研修を実施しています。2023年度は、脱炭素社会の実現、循環型社会の実現について動画での研修を行い、約7,500名が受講しました。また、合わせてアンケートも実施し、サステナビリティの理解度や学びたいテーマなどについて調査を行い、2024年度研修の企画に活かす予定です。