責任ある鉱物調達
基本的な考え⽅
当社グループでは、グループ行動規範に基づき「責任ある鉱物調達基本方針」を定めています。紛争地域や反社会的・非人道的行為の疑われる地域から産出される金、すず、タンタル、タングステン、コバルト、マイカ、ニッケル、リチウム、天然黒鉛、銅などを高リスク鉱物として、「OECDデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に沿った評価を実施し、お取引先様とともに責任ある鉱物調達の推進を図っています。
責任ある鉱物調達基本方針
違法行為や不正等、反社会的・非人道的行為を助長するような調達活動は行わない。
OECDデュー・ディリジェンス・ガイダンス5ステップに沿った取り組み内容
| [ステップ1] 強固な企業管理システムの構築 |
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|---|---|
| [ステップ2] サプライチェーンにおけるリスクの特定と評価 |
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| [ステップ3] 特定されたリスクに対処するための戦略の構築と実施 |
リスクが特定された場合には該当お取引先様へその内容を伝え、是正に向けた取り組みをお取引先様とともに進めています。 |
| [ステップ4] 独立した第三者による精錬/精製業者のデューデリジェンス行為の監査を実施 |
当社は、「JEITA責任ある鉱物調達検討会」に加入し、その活動を通して精錬所・精製所のRMAP※4参加を働きかけるなど、業界レベルでの活動を行っています。 |
| [ステップ5] サプライチェーンのデューデリジェンスに関する年次報告 |
責任ある鉱物調達活動実績は統合報告書および当社ウェブサイトで開示しています。 |
2025年度 調査結果
2025年度は、前年度に購入実績があった全てのお取引先様を対象に、全製品における対象鉱物の含有、原産国、精錬所についての調査を行いました。その結果、すず、タンタル、タングステン、金のRMI※1認証精錬所使用率は94.6%であることを確認しました。
RMIに認定されていない精錬所の使用が特定された場合は、改善に向けた適切な対応をお取引先様と協議しながら進めています。
| CMRT | EMRT | |
|---|---|---|
| 鉱物 | すず/タンタル/タングステン/金 | コバルト/マイカ/リチウム/ニッケル/天然黒鉛/銅 |
| 調査対象 | 対象期間に購入したすべての量産部材 | 対象期間に購入したすべての量産部材 |
| 前年に購入実績があった全てのお取引先様(グローバル約1,000社) | 前年に購入実績があった全てのお取引先様(グローバル約1,000社) | |
| 回収状況 | 99.0% | 98.7% |
| RMI認証精錬所使用率 | 94.6% | 82.5% |
(2026年4月10日時点)
※1 RMI (Responsible Minerals Initiative):紛争⾮関与鉱物など責任ある調達を企業と連携して促進する国際団体
※2 CMRT (Conflict Minerals Reporting Template):紛争鉱物(すず、タンタル、タングステン、金)報告テンプレート
※3 EMRT (Extended Minerals Reporting Template):拡張鉱物(コバルト/マイカ/リチウム/ニッケル/天然黒鉛/銅)報告テンプレート
※4 RMAP (Responsible Minerals Assurance Process):責任ある鉱物監査プロセス
業界団体への参画
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の考え方に賛同し、「責任ある鉱物調達検討会」の発足当初から参加しています。また、JEITAが主催する「責任ある鉱物調達説明会」の運営にも参画し、業界全体の理解向上に取り組んでいます。さらに、サプライチェーン上流における啓発活動の一環として、RMAP監査を未受審の精錬所・精製所に対し、プログラムへの参加を直接働きかけるなど、業界全体での取り組みを推進しています。
指標と目標
中期経営計画2027における指標・目標に対する実績は以下の通りです。
| 2023年度 実績 |
2024年度 実績 |
2025年度 実績 |
中期経営計画2027における 2027年度目標 |
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|---|---|---|---|---|---|
| 認証精錬所使用率 (CMRT) |
65.5% | 90.8% | 94.6% | 94.0% |