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2021年1月27日

クアルコムとアルプスアルパインがカメラを活用した
次世代の自車位置測位システム“ViewPose”を共同開発
GNSSの受信が困難な環境でのレーンレベルポジショニングを実現して
安全で快適な運転に貢献


 Qualcomm Technologies, Inc.(以下クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパイン株式会社(以下アルプスアルパイン)は、GNSSの受信が困難な環境においてもレーンレベルポジショニングを可能とする、カメラ映像を活用した自車位置測位システム“ViewPose”を共同開発します。本システムにおいてアルプスアルパインは、クアルコムテクノロジーズのマルチGNSSをサポートする次世代自動車向けプラットフォームSnapdragon™ Automotive 5G Platformや、複数のカメラ映像を処理して繋ぎ合わせる第3世代Snapdragon™ Automotive Cockpit Platformといった、同社の技術・製品を複数活用します。アルプスアルパインはこれらに加えQualcomm® Vision Enhanced Precise Positioning (VEPP)といった異なるソフトウェアの計算結果を統合して処理することで、事実上すべての環境において、カメラのフレームレートと同等の高い更新頻度による非常に高精度な自車位置および進行方向の検知を実現します。トンネルや屋根付き駐車場など、GNSSの受信が困難な状況においても、VEPPは正確な車両位置を特定し続けることができます。“ViewPose”はクアルコムテクノロジーズのVEPPを利用する世界初のカメラセンシングシステムとなります。

 コスト効率の高いレーンレベルの自車位置測位とSnapdragon™ Automotive 5G Platformsにより処理されたマルチGNSSからの情報を活用する“ViewPose”を搭載することで、死角表示機能を備えた電子ミラーやクラウドでの高精度地図生成、C-V2XやADASをサポートするレーンレベルでのナビゲーション、自動運転に関わる様々なソフトウェアなどGNSSの受信が困難な環境でも高精度のレーンレベルポジショニングが要求されるアプリケーションを実現します。

 クアルコムテクノロジーズのsenior vice president & GM, automotiveを務めるNakul Duggalは「LiDARなどの代替ソリューションも高精度の自車位置測位および進行方向の検知が可能ですが、それらはコストが高く、また点群マップを利用できる範囲での検知に限られます。アルプスアルパインとの共同開発により、既に自動車に搭載されている各種センサ情報を活用することができるため、GNSSの受信が困難な環境下での高精度なレーンレベルポジショニングを既存技術よりはるかに低コストで提供することができます。」と述べました。

 アルプスアルパインの執行役員 デバイス事業担当 兼 技術本部副本部長を務める泉 英男は「ほぼあらゆる環境において高精度なレーンレベルポジショニングを実現する同システムを、今後の主流となる車両プラットフォームへクアルコムテクノロジーズと共に提供できることを嬉しく思います。既に採用しているマルチGNSSがサポートされているSnapdragon™ Automotive 5G ModemとSnapdragon™ camera-based sensor platformにVEPPソフトウェアを統合することで、エンドユーザーに安全と快適を提供するためのアプリケーションの幅を広げることができます。」と述べました。

 “ViewPose”は2024年からの新車種への搭載を目指して現在開発を進めています。

 クアルコムテクノロジーズの自動車向けソリューションの詳細はリンクをご参照ください


クアルコムについて

 クアルコムは、世界をリードする無線通信技術のイノベーターであり、5Gの開発、開始、拡大の原動力となっています。クアルコムが電話をインターネットにつなげたことで、モバイル革命が起こりました。今日、クアルコムの基盤技術は、モバイルのエコシステムを可能にし、すべての3G、4Gそして5Gスマートフォンに搭載されています。クアルコムは、自動車、IoT、コンピューティングを含む新たな産業へモバイルの利益をもたらし、そして全ての物と人がシームレスにコミュニケーションできる世界の実現に向けてリードしています。

クアルコムは、ライセンス事業、QTL、および特許ポートフォリオの大部分を保有します。クアルコムの子会社であるクアルコムテクノロジーズは、その子会社とともに、クアルコムのエンジニアリング、研究開発機能、およびQCT半導体事業を含む当社の製品およびサービス事業の実質的なすべてを運営しています。


アルプスアルパインについて

 アルプスアルパインは1948年の創業以来、数多くのFirst 1・Number 1製品を生み出してきた電子部品および車載情報機器の大手メーカーです。現在では、世界26の国と地域に110拠点を展開し、スイッチやセンサ、データ通信モジュール、タッチ入力パネル、アクチュエータ、パワーインダクタなどのデバイス製品から、車載向け電子シフターやリモートキーレスエントリシステムなどのユニット製品、カーナビゲーションシステムやカーオーディオ&ビジュアル機器などのコンシューマ向け製品、スマートフォンアプリやブロックチェーン技術を活用したデジタルキー、遠隔モニタリングなどのシステム/サービスなど、約40,000種類の製品・ソリューションを世界各国約2,000社のお客様へ提供しています。
2019年1月の経営統合により、アルプス電気、アルパインは「アルプスアルパイン株式会社」として新たにスタートしました。大変革期にある自動車産業をはじめ、モバイル、民生機器、更にはエネルギーやヘルスケア、インダストリーなどさまざまな市場へ、これまで培ってきた「HMI(Human Machine Interface)」「SENSORING™」「コネクティビティ」の3つのコアデバイス技術とシステム設計力およびソフトウェア開発力を融合・進化させた新たな価値を創造しつづけることで、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。
詳細は右記をご覧ください。www.alpsalpine.com



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