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新型コロナウィルス感染症の影響による需要増への対応

人工呼吸器向け操作デバイスの増産体制を整備

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2020年04月27日

人工呼吸器向け操作デバイスの増産体制を整備 写真

人工呼吸器向け操作デバイスの増産体制を整備 拡大写真

 アルプスアルパイン株式会社(TOKYO 6770、代表取締役社長執行役員:栗山 年弘、本社:東京)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響による需要増に伴い、人工呼吸器の操作デバイスとして使用されている磁気式エンコーダ「EM11Bシリーズ」の増産体制を整備しました。

 新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、その治療法の一つとして有効とされている人工呼吸器や人工心肺装置が全世界でひっ迫しています。このような状況下において、現在、国内外の多くのメーカーでは政府などの要請を受け、同機器の増産を進めています。

 人工呼吸器に採用される当社の磁気式エンコーダ「EM11Bシリーズ(写真)」(※1)は、疾病患者に送還する空気の量・気圧・吸入時間の調整や、それらのモード変更などを行う操作デバイスとして利用されており、優れた操作性・信頼性や小型などの特長が認められ、高い評価を得てきました。

 この度、人工呼吸器メーカー各社からの増産要請を受け、通常の5倍を上回る月産10万個の生産体制を整え順次提供を開始しています。今後も顧客ニーズや感染状況などを考慮しながら、引き続き生産調整を行っていきます。

 なお、本増産体制は他用途向けの生産を一時的に調整することも含めつつ生産能力を確保しております。従来より本製品をご採用いただいている一部のお客様には、ご迷惑をお掛けする場合がございますが、何卒ご理解・ご協力賜りますようお願いいたします。

※1 エンコーダとは、操作軸の回転量または移動量から、どの方向にどれだけ回転・移動したかを検出して、デジタル電気信号に変換・出力するセンサです。
「EM11Bシリーズ」の詳細は下記の当社ホームページをご覧ください。
https://tech.alpsalpine.com/j/products/category/encorder/sub/01/series/em11b/