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イタリア スピーカーメーカーFaital社との資本業務提携について

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2019年06月28日

 アルプスアルパイン株式会社(TOKYO 6770、代表取締役 副社長執行役員:米谷 信彦、本社:東京、以下 アルプスアルパイン)は、昨年11月アルパイン株式会社が資本参加したイタリア高級スピーカー専門メーカーFaital社(本社:イタリア・ミラノ、 以下 Faital)の株式取得について、その比率を従来の19.9%から80%としましたのでお知らせいたします。

 アルプスアルパインは、車載音響機器事業において、アルパインブランドおよび自動車メーカー向けOEMビジネスの両輪でプレミアムな独自領域を開拓してまいりました。クルマの中での過ごし方が変わっていく今後の車載機器事業において、「音」の世界は変わらず存在し続けるものと考えております。今後ますますその付加価値を強化していく必要があることから、スピーカー製品の開発力、品質、コスト競争力のより一層の強化を早期に行い、当社の強みでもある小型、高効率化によるプレミアム領域を開拓し、魅力ある製品提案を行っていく為に、高級スピーカー専門メーカーであるFaitalとの資本を含めた業務提携を行うことを昨年2018年10月に合意・発表いたしました。

 この度、昨年資本提携した出資比率19.9%から80%まで拡大することといたしましたので、お知らせいたします。

 今回の出資比率引き上げに伴いアルプスアルパインは、当社が発表した中期経営計画ITC101(2024年度までに売上1兆円、営業利益10%の達成目標)の達成に向けて、経営統合によるシナジー創出を更に加速・強化すべく、ハイエンドなスピーカー専門メーカーを連結対象子会社とし、その関係を強化することで、従来から取り組んでいたサウンド・音響機器事業を企画・開発・生産の一貫したマネジメント体制の下に、音のアルパインブランドの企業価値の高揚と更なる製品拡充を図ることで事業拡大へとつなげていきます。

また、両社のアライアンス強化によって、アンプ、スピーカーを組み合わせたプレミアムサウンドシステム、静粛なコックピット空間を演出するノイズキャンセラー、安全システムとしてのeSoundなど、プレミアム自動車メーカーに不可欠なサウンドシステムの提案へとつなげていきます。