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お客様のニーズにきめ細かく対応
小型防水検出スイッチのラインナップを拡充
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2021年03月09日
アルプスアルパイン株式会社(TOKYO:6770、社長:栗山 年弘、本社:東京(以下、アルプスアルパイン)は、自動車のドア開閉などを検知する小型スイッチ「SPVQ8」シリーズのラインナップを拡充し、新たにSPVQ8Hシリーズを新設致します。
アルプスアルパインが現在販売中の「小型検出スイッチSPVQ8」は業界最小レベルのサイズと豊富な製品バラエティから好評を博してきました。この度、アルプスアルパインは、そのラインナップをさらに拡充し、より幅広いお客様のニーズに対応していきます。
自動車の電子化が進む中、使用される電子部品も更なる小型化、軽量化が求められています。
ドアのラッチ※1においても小型化、薄型化が主流となり、より小型の検出スイッチが求められています。お客様の設計自由度を高め、ラッチカム※2の多様な操作を実現するためロングストローク対応へのニーズが高まっていることから、既存の小型検出スイッチSPVQ8シリーズに「アクチュエータ付き」のバラエティを拡充いたします。「アクチュエーター付き」のスイッチは検知の幅(垂直・水平)と安定性を向上し、さらに衝撃を緩和することによる長寿命化を実現しています。
またフードラッチ、サイドドアラッチ※3において、ハーネスの引張強度、およびアクチュエータの強度が求められていることから、従来品にケースを追加することでロバスト性を向上、さらに取付の互換性を高めるため、2種類のケース形状で対応した「SPVQ8Hシリーズ」を発売いたします。
アルプスアルパインでは、20年以上に渡り車載用検出スイッチを製造・販売しています。現在、主な使用用途となっているドアの開閉検知のほかにも、昨今ではEVの充電器接続検知や、スマートルームミラーのオンオフ検知などへの需要も高まっており、徐々に採用用途を広げていく予定です。
今後もアルプスアルパインは、お客様や市場のニーズを捉えた最適な製品開発に尽力し、事業を通して社会課題の解決への貢献を目指していきます。
【製品写真】


【主な特徴】
衝撃や振動が加わる環境下でも高い検出信頼性を実現
SPVQ8アクチュエータ付き | SPVQ8Hシリーズ |
ロングストローク対応 | ハーネス引張強度、 アクチュエータのロバスト性を向上 |
【仕様バラエティ】 端子形状 フォーク、ショートフォーク、リード 本体形状 BOSS右付、左付 回路 NO、NC |
【製品バラエティ】 取付穴、ボス付き、アクチュエータ付き |
【カスタム対応可能仕様】 ハーネス長さ、コネクタ、チューブ付き |
【主な用途】
・車載機器(サイドドア、トランク、ボンネット等)の開閉検知
【販売計画】
製品名 | SPVQ8アクチュエータ付き | SPVQ8Hシリーズ |
量産開始 | 量産中 2020/11 | 量産中 2020/10 |
サンプル価格 | \208 | \380 |
開発 | 技術本部 涌谷工場(宮城県涌谷町) | |
生産 | 生産本部 涌谷工場(宮城県涌谷町) | ALPS MALAYSIA |
月産 | 50万個/月 | 12万個/月 |
【主な仕様】
製品名 | SPVQ8アクチュエータ付き | SPVQ8Hシリーズ |
使用温度範囲 | -40℃ ~ +85℃ | -40℃ ~ +85℃ |
作動力 | 3N MAX | 4.7N MAX |
寿命 | 300,000 cycles | 100,000 cycles |
最大/最小定格 | 12 V DC 100mA / 5 V DC 50μA |