株主・投資家情報
用語集
あ行
- アイアールデイ(IR Day)
- 企業が投資家やアナリストに向けて経営状況や財務状況、業績動向、経営計画に関する情報を発信するイベントのこと。 最新のイベント情報は、「IRカレンダー」ページをご確認ください。
- アイシー(IC)
- Integrated Circuitの略で、半導体の表面に、微細かつ複雑な電子回路を集積し、パッケージング化した電子部品のこと。
- アクチュエーター
- エネルギーや電気信号を物理的運動に変換する装置の総称。アルプスアルパインのアクチュエーターは、スマートフォン端末のオートフォーカスカメラ機構等に使用されています。
- アクティブセンサー
- 光、電磁波、放射、音などの信号を測定対象に当て、その反射、透過、吸収を感知し、測定対象の特徴量を検出する能動型センサーのこと。非接触検出。
- 圧力センサー
- 大気や水の圧力を電気信号に変換して検知できるデバイスのこと。スマートウォッチの標高・水深検知や、ガスの圧力検知、イラスト制作などで使用されるスタイラスペン(タッチペン)の筆圧感知等に使用されています。
- アミューズメント市場
- アルプスアルパインでは、主にゲーム・仮想現実(VR)、拡張現実(AR)・eスポーツなどの市場を指します。アミューズメント市場への主な提供製品は、ゲーム機のコントローラーに欠かせないスイッチ・ジョイスティック、多彩な感触を振動でリアルに再現するhaptic reactorなどです。
- アールオーイー(ROE)
- Return on Equityの略で、自己資本利益率(株主資本利益率)のこと。会社が資本を効率よく活かし、どれくらい利益をあげているかを測る数値です。「ROE(%)=当期純利益÷純資産(自己資本)×100」の計算式で求められます。
- インフォテインメント
- 情報(Information)と娯楽(Entertainment)を組み合わせた造語で、主に車室内空間に情報や娯楽を提供するシステムやデジタルサービスのこと。具体的には音楽や動画の再生、ナビゲーション、各種情報アプリケーション、インターネット接続など。
- エンコーダー
- 回転や位置を、電気信号に変換する電子部品のこと。アルプスアルパインのエンコーダーは、オーディオから車載、家庭用ゲーム機のコントローラーなどの民生品へと用途を拡大しています。
か行
- コア技術
- ビジネスにおいて企業の中核となる強みの技術、その分野においては他社の追随を許さない技術のこと。アルプスアルパインにおけるコア技術は、接点・抵抗技術やアクチュエーション技術、磁気技術、電波技術、静電技術、音響技術、熱転写印刷技術です。各技術の詳細は、「技術」ページをご確認ください。
- コンポーネント事業
- 主に電子部品を取り扱う、アルプスアルパインが手がける3事業セグメント(コンポーネント事業、センサー・コミュニケーション事業、モビリティ事業)のうちの一つ。主な製品は、スイッチ類・アクチュエーター・haptic reactorなど。
さ行
- 車載サウンドシステム
- 車載音響。アルプスアルパインは、高音から超低音までをカバーした車室内のスピーカー・アンプ・イコライジングや、乗員1人ひとりに個別のサウンドを届けるゾーンサウンドシステム、歩行者にEV車両の接近を知らせる音響車両警告システムなどを提供しています。
- 車載スイッチ
- 自動車や二輪車に搭載されるスイッチの総称。中でもアルプスアルパインは、スイッチの押圧/解放で物体の有無や位置などを検知する「検出スイッチ」の提供を拡大させています。
- C-V2X
- Cellular Vehicle-to-Everythingの略で、車両と、他の車両・信号などのインフラ・歩行者・ネットワークなどあらゆるモノを繋げる無線通信技術のこと。C-V2Xが実現することで、交通安全・交通利便性・自動運転・輸送管理・少子高齢化・エネルギー問題などの様々な分野の課題解決が期待されています。
- 磁気センサー
- 磁石や電流が発する磁気や地磁気などの大きさ、向きや変化量を検知して電気信号に変換するデバイスのこと。スマートフォン地図アプリ使用時の方位検知や、自動車のステアリングの舵角検知などに使用されています。
- GNSS
- Global Navigation Satellite System(全地球衛星測位システム)の略で、人工衛星を利用して高精度な位置情報を提供するシステムの総称。アルプスアルパインは世界初、補正情報なしでの高精度測位を実演した「GNSSモジュール」を古野電機と共同開発。自動運転の実用化に貢献しています。
- 静電容量検出モジュール
- 人体の接触で発生する「電気的な変化(静電容量の大きさの変化)」を検出するモジュールのこと。接触面に内蔵されたセンサーが位置や動きを感知することによって、さまざまなものを検出・操作できます。アルプスアルパインでは、これまでノートパソコンのタッチパッドや、ゲーム機のコントローラー、自動車の操作パネルなど、さまざまな「触れて動かす」デバイスを開発。その技術は今「触れなくても操作できる」次世代の入力体験や、ステアリングホイールに搭載のハンズオフ検出など次世代のセンサーへと進化しています。
- センサー・コミュニケーション事業
- 主にセンシング・通信技術を駆使した製品を取り扱う、アルプスアルパインが手がける3事業セグメント(コンポーネント事業、センサー・コミュニケーション事業、モビリティ事業)のうちの一つ。主な製品は、電流センサー、磁気センサー、ミリ波センサー、通信モジュール等。
た行
- タクトスイッチ®
- 操作時にタクティルフィードバック(クリック感)をもたらす押しボタンスイッチ。家電などの民生機器や自動車関連・産業用電気機器など、人と機械の間の情報伝達を行うインターフェースとして幅広い用途に使用されています。
- 通信モジュール
- 電磁波や光を利用してデータを送受信するモジュールのこと。 アルプスアルパインは車載無線通信技術をベースに、車両から外への通信であるCV2Xモジュール、自車位置測位に必要なマルチGNSSモジュールなどを提供し、自動運転やカーコネクティビティを支えています。
- ディーオーイー(DOE)
- Dividend On Equityの略で、自己資本配当率のこと。自己資本の簿価に対して、企業が何パーセントの利益配分を行っているかを示す指標で、企業の配当への姿勢を見るための指標です。「DOE (%) = 配当金支払額 ÷ 株主資本×100」の計算式で求められます。
- デジタルキャビンソリューション
- モビリティ事業の世界各国の自動車メーカーを顧客としたビジネス領域の一つ。HMI、センサー、コネクティビティの各種入出力デバイスから入る情報を、アルプスアルパイン独自の統合ECUを用いてソフトウェア処理。大画面ディスプレイや、乗員1人ひとりに個別のサウンドを届けるゾーンサウンドなどのエンターテインメントソリューション、電子ミラーによる死角を大幅に低減した周辺表示など、最新技術を結集し、安心・快適・感動を提供します。
- 電流センサー
- 回路に流れている電流値を測るセンサーのこと。アルプスアルパインの電流センサーは、電気自動車(BEV)の車載用バッテリーマネジメントシステムなどに使用されています。
- 統合ECU
- ECU(Electronic Control Unitの略、電子制御ユニット) は、車のあらゆる機能制御を行う装置。統合ECUは、車両内の複数のECUを統合する一つの中央制御ユニットのこと。従来の車両では、エンジン、トランスミッション、インフォテインメントなど、各機能ごとで独立したECUが制御していました。
は行
- haptic reactor
- 振動によって、クリック感やザラザラとした手触りなど、さまざまな感覚を再現する触感フィードバック技術のこと。アルプスアルパインのhaptic reactorは、大手ゲームメーカー、VR/AR、自動車などで幅広く採用されています。
- パッシブセンサー
- 人の運動エネルギー等を接触検出・受動的に検知するセンサーのこと。アルプスアルパインでは、ドアの内部に取り付け、そのオンオフでドアの開閉を検知する検出スイッチや、ボリューム調節のつまみなど回転検知をする部品等をパッシブセンサーと位置付けています。
- 非球面レンズ
- 球面レンズとは異なり、曲率が一定でない、複雑な曲面を持つレンズのこと。光通信用ではトップクラスの市場シェアを持つアルプスアルパインの非球面レンズは、高結合の特長を生かして、長距離通信を高品質に保ち、大陸間中継器から都市間通信、基地局、家庭まで幅広く活用されています。
- ピーイーアール(PER)
- Price Earnings Ratioの略で、株価収益率のこと。株価が、1株あたり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているかを見る投資尺度です。「PER = 株価 ÷ 1株あたりの純利益(EPS)」の計算式で求められます。
- ピービーアール(PBR)
- Price Book-value Ratioの略で、株価純資産倍率のこと。企業が保有する資産価値から見て、現在の株価が適正水準かを判断する指標です。「PBR = 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)」の計算式で求められます。
- 物流遠隔監視システム
- 物流現場で使用するカゴ台車やパレットの紛失・偏在を防ぎ、業務効率化にIoTで貢献する、アルプスアルパインのソリューションビジネスのこと。
ま行
- マイクロ流路デバイス
- 毛髪や血管ほどのマイクロサイズの管を微細加工して形成された「マイクロ流路構造」をもつガラス基板などのチップのこと。アルプスアルパインが独自開発した接合技術により、接着剤レスで高強度・高耐圧の接合を実現するマイクロ流路デバイスSenclear™は、創薬開発や最先端医療へ活躍の場を広げています。
- マルチモーダルセンシング
- 複数の異なる種類のセンサーやデータソースを組み合わせて情報を収集・分析する技術のこと。「マルチモーダル」とは、視覚・聴覚・触覚など、異なる感覚(モダリティ)を統合し、人間のコミュニケーションに近い形で複数の情報ソースを活用することを指します。AIの発展とともにますます注目を集めている技術です。
- ミリ波センサー
- 非常に高い周波数の電波を使って位置や速度を検知するセンサーのこと。子供の車室内置き去り検知や、自動車のドア開閉時の車両周辺障害検知などに使用されます。
- モビリティ事業
- 主に車載領域の製品とシステムを取り扱う、アルプスアルパインが手がける3事業セグメント(コンポーネント事業、センサー・コミュニケーション事業、モビリティ事業)のうちの一つ。主な製品は、統合ディスプレイ・サウンドシステム・キャビンコントローラー・電子シフター・パワーウィンドウスイッチ等。
ら行
- ロイック(ROIC)
- Return On Invested Capitalの略で、投下資本利益率のこと。企業と債権者(銀行など)から調達したお金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標です。「投下資本利益率(%)=税引き後営業利益÷投下資本×100」の計算式で求められます。ROIC経営とは、このROICを経営指標として用いる経営手法のこと。