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業績見通し

2021年3月期 連結業績の概況2020年10月30日

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では新型コロナウイルスの流行が継続する中、経済対策等の効果が表れ消費は回復傾向となりました。欧州でも景気の回復傾向が見られましたが、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響によって軟調傾向となりました。中国では2020年3月からの経済活動の再開や中国政府の経済対策等により、景気の回復傾向が持続しました。日本においては緊急事態宣言により落ち込んだ個人消費が政府の支援策等によって徐々に上向き、また、製造業を中心に輸出も持ち直し傾向となりました。しかし、未だに設備投資は低調で、新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念もあることから、回復は緩やかなものとなりました。
 当第2四半期連結累計期間における経営成績の概況については、以下のとおりです。なお、下記に示す売上高は外部顧客に対する売上高であり、報告セグメント間売上高(例:電子部品事業から車載情報機器事業向けの売上(製品の供給)や、物流事業における電子部品事業及び車載情報機器事業向けの売上(物流サービスの提供))は、内部取引売上高として消去しています。また、2019年6月27日に行われたFAITAL S.p.A.、FAITAL U.S.A.,INC.、Magyarországi Hangszórógyártó Kft.、2019年7月1日に行われたZHAOPU ELECTRONICS (SHANGHAI) INC.との企業結合に係る暫定的な会計処理は前連結会計年度末に確定したため、前四半期連結累計期間との比較・分析に当たっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。  

電子部品事業

 電子部品事業における車載市場では、CASE時代の次世代プラットフォームへの顧客ニーズに対応し、次世代センシング技術をはじめとした開発を進めました。また海外自動車メーカーより卓越した付加価値の創造やイノベーションの導入等を評価され、表彰を受けました。民生その他市場では、新型コロナウイルス流行の影響によって需要が増加した人工呼吸器向け操作デバイスの増産体制整備、衛生面に配慮したタッチレス操作パネルの提案、また環境センサビジネスの拡大に向けてSensirion Holding AG(スイス)と戦略的パートナーシップの締結等を行いました。
 当事業の売上高は1,707億円(前年同期比25.9%減)、営業損失は13億円(前年同期における営業利益は131億円)となりました。

 

車載情報機器事業

 車載情報機器事業では、電子部品事業とのシナジー効果による「デジタルキャビン」向け製品の開発の加速、ブロックチェーン技術を活用したカーシェアリング向けデジタルキーの開発、自動運転に5Gのプラットフォームを活用するための開発や、コネクテッドカーの車両情報管理のMaaS(Mobility as a Service)ビジネスの強化等を図りました。この他、自動車業界に卓越したオーディオシステムを提供することを目的に、マッキントッシュグループと提携しました。
 当事業の売上高は1,123億円(前年同期比28.8%減)、営業損失は39億円(前年同期における営業利益は57億円)となりました。

 

物流事業

 物流事業では、新型コロナウイルス流行の影響で貨物取扱量の需要が減少しました。このような環境の中で、生産性向上の取り組みの一環として、日本では新たに大型の自動化設備を導入した倉庫を稼働しました。海外においては、拠点・ネットワークの拡充を継続するとともに、中国では8月に通関業の専門子会社を設立し、通関業務の迅速化による輸出入事業拡大に向けた体制強化を図りました。
 当事業の売上高は324億円(前年同期比2.9%減)、営業利益は14億円(前年同期比29.5%減)となりました。

 

その他セグメントを加えた、当社グループの連結業績見通しについては、以下のとおりと予想しています。


連結業績見通し

為替レートは、1米ドル=105円、1ユーロ=124円を想定しています。