株主・投資家の皆様へ

業績見通し

2019年3月期 連結業績の見通し2019年1月29日

 世界経済は、米中貿易摩擦の影響が徐々に顕在化してきました。中国の景気減速、欧州ではBrexitの行方が混沌とする中、主要各国の経済は不透明感を増しています。産業界も、自動車市場、スマートフォン市場ともに伸びが鈍化するなど、足元は不安定さが見えてきましたが、車載CASE領域をはじめ、IoTを軸にAI、ロボットなど、エレクトロニクスの活躍の場は広がっています。
 このような激動と変革の時期において、当社グループでは、1月より経営統合による新会社「アルプスアルパイン株式会社」がスタートしました。旧アルプス電気(株)のコアデバイスを深耕して製品力を高める「縦のI型」と、旧アルパイン(株)の広範なデバイスや技術をシステムに仕上げる「横のI型」を合わせて「T型」企業(InnovativeT-shapedCopany)になることで、持続的成長が可能な企業を実現していきます。グローバルネットワークの拡充により拡大を目指す物流事業を含め、それぞれが力を発揮して、今後も企業価値の向上を図っていきます。

電子部品事業

 電子部品事業では、各市場で大きな変革期を迎えており、車載市場で技術革新によるCASEの動きが加速しています。自動車メーカー各社はもとより、さまざまな業界がこのCASEに取り組むなど「100年に1度の大変革」が始まっています。一方、モバイル市場においては過去数年間にわたったスマートフォンの成長が鈍化する見通しです。
 この中で、車載市場とモバイル市場での一層の収益改善を進め「収益の両輪化」を追求します。更にCASEでの製品開発にも重点を置き、次期ビジネスの確保に向けた取り組みに拍車をかけます。
 EHII市場向け事業では、提案活動の継続と他社との協業により、事業基盤の早期確立に努めます。また、国内外での生産体制の拡充、及び生産性の改善に向けた各種取り組みを進めていきます。
 当事業の売上高は4,690億円(前期比8.8%減)、営業利益は290億円(前期比45.2%減)を予想しています。

 

車載情報機器事業

 車載情報機器事業では、自動車産業の新たなトレンドであるCASEに対応するため、センシングデバイスや通信デバイス技術とソフトウェア技術を融合し、ドライバーや同乗者に感動の移動空間と時間を提供するHMI(Human Machine Interface)の開発に取組み、車載情報システムのトータルソリューションを提供していきます。
 当事業の売上高は3,029億円(前期比13.2%増)、営業利益は145億円(前期比5.6%増)を予想しています。

 

物流事業

 物流事業では、主要顧客である電子部品業界において、自動車の電子化の進展や新興国における携帯機器などの需要拡大により今後も成長が予想されます。一方、製品や市場の変化に対応した適地生産や海外シフト、電子部品の価格競争に伴う合理化が進んでおり、顧客の物流改革ニーズはますます高度化かつ多様化しています。当事業では引き続き、主力の電子部品物流事業を中心に、新規・深耕拡販と事業体質の強化を進め、グローバルに業容の拡大を図っていきます。
 当事業の売上高は675億円(前期比4.4%増)、営業利益は51億円(前期比3.9%増)を予想しています。

 

その他セグメントを加えた、当社グループの連結業績見通しについては、以下のとおりと予想しています。


連結業績見通し

為替レートは、1米ドル=109.95円、1ユーロ=126.39円を想定しています。