株主・投資家の皆様へ

CEOメッセージ

 当社は、「持続的成長が可能な会社になる」ための指標として、企業価値の向上、財務体質の強化という視点から、営業利益率、自己資本比率、フリーキャッシュ・フロー、ROIC、棚卸資産日数等を重要な財務指標として位置付けています。

 成長投資については、車載、モバイル市場への製品開発を進めると同時に、スマートフォン市場の成長鈍化の中、これに代わる次の柱、新市場EHII の事業開発を進めています。今後は、自動車業界でのCASE領域に対応した製品開発に重点を置くと共に、アルパインとの経営統合を推進し次期ビジネスの確保に取り組んでいきます。
 一方、スマートフォンのコモディティ化に対応するため、これまでの先行投資による事業拡大から、今後は投資設備の汎用性を高め、徹底的に活用することで投資の回収を進め、一層の収益向上に努めます。

 経営指標として、「ROIC 10%以上」を目標に掲げています。親会社株主に帰属する当期純利益(以下、親会社当期純利益)を分子、自己資本と有利子負債を加えたもの(投下資本)を分母として算出しています。分子の親会社当期純利益の極大化、収益性の改善に取り組む一方、分母の投下資本については、フリーキャッシュ・フローを通じて自己資本の充実と有利子負債の圧縮を行い、バランスシートの改善につなげることを狙いとしています。なお、2018年3月期のアルプスグループのROIC は12.7%でした。

 当社における利益配分の考え方は、電子部品事業の連結利益をベースとして、①株主への利益還元、②将来の事業展開や競争力強化のための研究開発や設備投資、③内部留保の3つのバランスを考慮して決定することを基本方針としています。2019年3月期の配当はこの方針に基づき、業績の動向、財務体質、株主の皆様の配当に対する期待等を総合的に勘案し、年間配当を1 株当たり50円とさせて頂く予定です。