社会貢献
基本的な考え⽅
当社では、良き市⺠として地域社会へ積極的に参画するとともに、社会問題解決へ取り組むなど、事業活動を通して社会へ貢献する企業を⽬指します。更に地域社会の⼀員として、法令・ルールの遵守はもちろん、地域の慣習・⽂化等を尊重し、社会への影響に配慮した事業活動を⾏います。
アルプスアルパイングループ⾏動規範(抜粋)
| 3-1. 事業による地域社会への貢献 | アルプスアルパイングループは、納税の義務を果たし、雇⽤を創出するなど、事業を⾏う国や地域の発展に寄与します。 |
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| 3-2. 社会・地域との共生 | 私たちは、事業を展開する国・地域社会と協⼒関係を築き、地域の⽂化活動および環境保護活動への参加や⽀援、⼈づくりを通じて、その国や地域の持続可能な発展に協⼒します。 |
| 3-3. 事業活動の安全性の確保 | 私たちは、事業活動が地域社会の安全を脅かすことのないよう、事業活動の安全性確保に取り組みます。万が⼀問題が発⽣した場合は、社内の責任者や監督官庁等の指⽰に従い、適正・迅速・誠実に対応し、問題の拡⼤防⽌・再発防⽌に取り組みます。 |
「社会・地域との共⽣」における貢献分野
| 1) 地域との共生 | サプライチェーンによる地域経済の活性化、地域社会の⼀員としての地域活動への参加を通じて、地域との共⽣を図ります。 |
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| 2) ものづくり人材の育成 | 当社の技術や社員のノウハウを活かして、ものづくりを⽀える次世代の育成に貢献します。 |
| 3) 自然環境保護 |
地域の環境保全活動や⽣態系の保護活動に取り組み、持続可能な発展を⽬指します。 さらなるものづくり技術の深耕を究め、事業活動における環境負荷の低減に努めます。 |
| 4) 社会課題の解決 | 技術の進化への挑戦を継続し、新たな製品開発を通じて持続可能な社会へ貢献します。 |
地域との共⽣
社員サークルによる幼稚園での演奏会
いわき開発センターでは、2026年2月、近隣の幼稚園で社員サークルによるビッグバンド演奏会を開催しました。子どもたちにビッグバンドならではの魅力や迫力を体感してもらうことを目的として実施したもので、当日は演奏に加え、「パプリカ」で園児との共演も行い、会場は大いに盛り上がりました。本活動は、地域との交流を深めるとともに、子どもたちが音楽や文化に触れる貴重な機会となりました。
迫力あるビッグバンドの演奏
地元教育機関への支援活動
ALPS ELECTRIC CZECH, s.r.o.(チェコ)では、地域社会とのつながりを大切にし、地元教育機関への支援活動を行っています。その一環として、2025年12月に開催したクリスマスパーティーおよび創立30周年記念式典において、地元の美術学校の学生によるダンスなどのパフォーマンスの機会を提供しました。学生たちは多くの来場者の前で日頃の成果を発表し、貴重な経験を積みました。また、出演料を支払うことで学校運営の支援にもつなげ、地域の若者の成長を応援しました。
学生によるダンス披露
フードバンク活動の実施
仙台開発センター(古川)、古川第2工場、仙台開発センター(仙台)では、2025年12月にフードバンク活動を実施しました。品質には問題がないものの、家庭で使い切れない食品や日用品を社員から募集し、大崎市社会福祉協議会の紹介を通じて、美里町社会福祉協議会へ寄付しました。今回は食品82点、日用品27点を寄付することができました。社会福祉協議会の方からは、「必要としているご家庭へ大切にお届けします」との言葉をいただき、地域の支援につながる有意義な活動となりました。
集まった寄付品の贈呈
ものづくり⼈材の育成
ものづくり教室の定期開催
東京本社では、大田区と連携し、社員が講師を務める工作教室「大田ものづくり・科学スクール」を定期的に開催しています。2003年の開始以来、通算200回以上開催し、参加者は累計3,250名を超えています。2025年にはFMラジオや電子ピアノの製作を実施しました。参加者ははんだ付けなどの作業に挑戦し、完成した作品から音が出た瞬間には笑顔がこぼれました。ものづくり体験を通じて、科学技術のおもしろさや作る楽しさを伝え、未来を担う子どもたちの育成につなげていきます。
本社ホールでのものづくり教室の様子
長岡ものづくりフェスに出展
長岡開発センターでは、地元企業の優れた技術や製品に触れながら、地域の子どもたちがものづくりの楽しさを体験できるイベント「長岡ものづくりフェス」に毎年出展しています。社員やOBが講師となり、2025年はラジオ制作を実施しました。参加者は使い慣れないはんだごてに苦戦した様子もありましたが、試行錯誤を重ねながらラジオを完成させました。ものづくりを通じて、完成させる達成感や電気の仕組みを学び、科学技術への興味や関心を深める機会を提供しました。
ラジオ制作に挑戦する参加者
高校⽣向け体験講座を開催
古川第2工場では、地元の高校生を対象とした体験講座を実施しました。ものづくり研修所に所属する社員が講師を務め、メインプログラムの「鏡面磨き」をレクチャーしました。参加者は熱心に作業に取り組み、完成した成果物の出来栄えを競いました。また、講座の最後には同校出身の若手社員を交えた座談会を実施しました。進路選択や仕事のやりがいなどについて意見交換を行い、参加者が将来の進路や働き方について考える機会となりました。
講師が鏡面磨きをレクチャー
体験型社会科見学の実施
TAICANG ALPINE ELECTRONICS CO., LTD.(中国)では、子どもたちの学びを支援する活動を行っています。その一環として、地域の図書館と共同で、2025年7月に子ども向けイベント「デジタル魔法学院-パーツ王国探検記」を開催しました。参加した子どもたちは工場を見学し、自動車部品の生産工程を間近で観察しました。作業用の帽子を着用して「小さなエンジニア」となり、ものづくりのおもしろさや技術の魅力に触れる機会となりました。
真剣に取り組む子どもたち
⾃然環境保護
絶滅が危惧されるカタクリの保全活動
平工場、小名浜工場、いわき開発センターでは、2017年から平工場の敷地内に自生するカタクリの保全活動に取り組んでいます。カタクリの生育地ではササやシダ類が茂りやすく、放置するとカタクリの生育が妨げられるおそれがあります。そのため、毎年4月頃に周辺の下草刈りや手入れを行い、生育環境の維持・保全に努めています。
保全活動で守るカタクリの花
海岸・干潟の清掃活動
いわき開発センターでは、2025年7月にセンター近隣の海水浴場で海岸清掃活動を実施し、社員とその家族を含む40名が参加しました。真夏の青空の下、プラスチックごみを含む多くのごみを回収し、海岸環境の保全に貢献しました。参加者からは、「地域や社会への貢献を実感できてよかった」との声が寄せられ、地域とのつながりや環境保全への意識を深める機会となりました。
海岸清掃に集まった多くの参加者
東京本社では、大田区内の干潟で清掃活動を実施し、社員とその家族を含む36名が参加しました。当日はごみ袋36袋分のごみを回収し、海岸環境の保全に貢献しました。回収したごみの中にはプラスチックごみが多く見られ、参加者からは「砂の中に大量のビニール袋が埋まっており、プラスチックは本当に分解されにくいものだと実感した」との声が寄せられました。また、この干潟にはトビハゼやコアジサシ、ヤマトシジミなどの貴重な生物が生息しており、清掃活動を通じて生息地の環境保全を進めることで、生物多様性の保全につなげていきます。
秋晴れの中での清掃活動
バードフィーダー競技会の実施
ALPINE ELECTRONICS MANUFACTURING OF EUROPE, LTD.(ハンガリー)では、地元自治体や自然保護団体と連携し、地域の野生動物の支援・保護に向けた取り組みを進めました。その一環として、「バードフィーダー競技会」を実施しました。社員から手作りのえさ台を募集し、優秀作品には景品を授与しました。応募作品は工場内に設置したのち、地域にも提供しました。
様々なデザインのバードフィーダー
社会課題の解決
IoTを活用した子ども見守りサービスの実証実験を実施
子どもの安全確保や防犯対策などの社会課題の解決に貢献すべく、アルプスアルパイン株式会社と三菱HCキャピタル株式会社は、東京都内の自治体と連携し、IoTを活用した子ども見守りサービスの実証実験を実施しました。本実証では、児童のランドセルに装着したセンサーから取得したデータを活用し、不安全な行動を解析・可視化した「不安全行動※マップ」の有効性を検証しました。その結果、本マップが通学路や学区内における不安全な行動傾向や潜在的な危険箇所の把握に有効であることが示されました。また、実証実験終了後に実施した保護者アンケートでは、「子どもの行動マップを確認したことで、以前と比べて安心感に変化があったか」という質問に対し、60%の保護者が「大きく向上した」または「向上した」と回答しており、本サービスが児童の安全確保と保護者の安心感向上に有効であることが確認されています。当社は、長年培ってきたセンシング技術を生かし、センサーの設計・提供およびデータ収集・解析基盤の構築を担当しました。歩行データから交通事故につながる恐れのある行動を検知するAIアルゴリズムの開発も進めています。本実証の結果に基づき、サービスの実用化に向けた検証を進めています。さらに、取得したデータを活用した分析プラットフォームの構築も視野に入れ、社会課題の解決に貢献していきます。
※交通事故につながる恐れがある等、不安全な行動と判断されるもの (例:走っている、急に走り出す、ふらふら・蛇行など)
「不安全行動マップ」イメージ