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2018年07月02日

アルプス電気 Connected Motorcycle Consortiumへ加入

協調高度道路交通システムで二輪車の安全性向上へ貢献

アルプス電気株式会社(TOKYO 6770, 社長:栗山 年弘、本社:東京都大田区(以下、アルプス電気))はこの度、二輪車向け安全機能の開発に取り組むNPO団体「Connected Motorcycle Consortium (CMC)」へ加入しました。当社が開発を進めているV2X RFモジュールを提供するほか、二輪車関連業界から加入している各企業とともに、同団体が開発するC-ITS (Cooperative-Intelligent Transport Systems:協調高度道路交通システム)のプロトタイプ作成・評価に協力します。


欧州委員会から発表されている2017年の報告によると、06年から15年の調査期間において、四輪車ドライバーの交通事故による死亡者は減少しているのに対し、二輪車ドライバーの死亡者は減少していないことが分かっています。07年から減少傾向にありつつも、他の交通手段と比べると減少率は依然として低いことから、二輪車ドライバーの安全性の確保は喫緊の課題と言えます。


アルプス電気はこの度、主にプロトタイプ開発を担当するワーキンググループ「Feasibility & Prototyping」に参加。電子部品メーカーとしていち早くメンバーとなり、開発資金を支援するほか、参画社員の労働時間の半分をCMC関連の業務に充てるなど、同団体の活動に尽力し、二輪車、ひいてはくるま社会全体の安全へ貢献していきます。


V2X RFモジュールの開発責任者であるアルプス電気 佐藤芳晴は「これまでは主に四輪向け電子部品の開発に尽力してきたが、CMCのメンバーになることで、二輪向けコネクティビティ市場におけるニーズを把握し、新しいビジネスを生み出していきたい。」と希望を語っています。


CMC「Promoting & External Relations」ワーキンググループリーダーである、ヤマハ発動機シニアアドバイザーのフィッシャー・へネス氏は「CMCはITSの二輪車向け規格の開発に注力しており、実現に向けては、参画企業それぞれの技術的な専門知識が成功の鍵となります。アルプス電気の技術的知見と長年の経験は、CMCの目標とする二輪車ドライバーの安全性向上とって大きな力となるでしょう。」とアルプス電気を迎えています。

参考情報

欧州委員会データ:
www.erso.eu

CMCについて:
http://www.cmc-info.net/