ニュース
製品情報
こちらに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
2017年12月20日
小型ながら確実な操作感と静音性を実現
車載用タクトスイッチ®「SKTQシリーズ」 を量産開始
日本の電子部品メーカーアルプス電気株式会社(TOKYO:6770;社長:栗山 年弘、本社:東京(以下、アルプス電気))は、タクトスイッチ®「SKTQシリーズ」を開発、2017年12月より量産を開始しました。
昨今の自動車は、車体の気密性が高まるとともに、ハイブリットカーや電気自動車の登場により、エンジン音や走行音などが低減し、車室内の静音化が進んでいます。また、車室内の入力方法は、カーナビやセンターコンソールパネルを中心に、従来のメカ式からタッチ式へ移りつつあるなか、特に欧州の高級車両においては、これに合わせてシャープな操作感触が好まれるようになっています。
また、自動車の電装化の進展に伴い、運転席周りは電子回路が増加したことにより、搭載される電子部品も一層の小型化が要求されています。

この度、当社が開発・量産を開始したタクトスイッチ®「SKTQシリーズ」は、独自の内部構造により、車載用タクトスイッチ®として豊富な量産実績のある当社従来製品(SKSUシリーズ)の小型外形サイズを維持しつつ、静音、そして車載用に最適な5Nの重作動力と高いクリック感触を実現。これにより、運転中の誤操作を防止するとともに、タッチパネル操作との相和性に優れた良好明快な操作フィーリングを達成しています。また、プリストローク設計を採用したことで、操作初期時のガタつきを防止し、高級感あるミドルストロークタイプのスイッチとなっています
今後は、作動力5Nのほか、3.5N、4N、4.5Nのバラエティ追加も検討しており、アルプス電気は自動車のより快適なユーザーエクスペリエンスに貢献します

<外形サイズ><フィーリングカーブ>
【主な特長】
小型で確実な操作フィーリングと静音性を同時に実現
- 重作動力(5N)により誤操作を防止
- 静音と高クリック感を実現
- ガタ防止のためのプリストロークを採
- 従来製品(SKSU)と同サイズ(5.3×5.4㎜)の小型ミドルストロークタイプ
【主な用途】
ステアリングスイッチ
センターコンソールパネル
カーオーディオ、ナビゲーション 等
【販売計画】
量産開始 | 2017年12月 |
サンプル価格 | 100円(税込) |
開発 | 技術本部 古川開発センター(宮城県大崎市) |
生産 | 生産本部 角田工場(宮城県角田市) |
月産 | 200万個(2018年2月) |
【主な仕様】
製品名 | SKTQシリーズ |
外形サイズ(W×D×H) | 5.4mm×5.3 mm×4.25 mm |
作動力 | 5N |
移動量 | 0.71mm |
動作寿命 | 200,000回 |