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2016年11月08日

基板実装モジュールタイプをラインアップ

静電容量式デジタル温湿度センサ「HSHCAL101B」量産を開始

「静電容量式デジタル温湿度センサ「HSHCAL101B」量産を開始」写真

 

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 当社は、各種白物家電機器向けの静電容量式デジタル温湿度センサ「HSHCALシリーズ」に、基板実装モジュールタイプの「HSHCAL101B」をラインアップ。2017年1月より量産を開始します。


 昨今、空気清浄器、冷蔵庫、エアコンなどの各種白物家電機器は、ユーザーの快適性向上や機器の省エネ性能を高めることを目的に、温度や湿度、気圧、照度等さまざまな環境センシング機能の搭載が進んでいます。


 これら機器に使用されるセンサは、これまでアナログ出力タイプが主流でしたが、近年は測定データを機器側のマイコンでAD変換(アナログtoデジタル)する必要の無い、デジタル出力タイプのニーズが高まっています。また、より正確な測定のためには、機器内のそれぞれ適した場所へセンサを設置する必要があり、メイン基板から離れた場所に取り付けるケースが多く、センサを別基板へ実装・設置する必要がありました。


 これら市場ニーズに対し、優れた性能と高い実績を誇る、当社の静電容量式デジタル温湿度センサ「HSHCALシリーズ」を基板実装したモジュールタイプの製品「HSHCAL101B」を新たに開発。これまで課題であった正確な温湿度測定がしやすい位置への取り付けを容易にするとともに、専用別基板の準備が不要なため製造工数の削減に貢献します。
 また、センサ部は、チリやほこり等から保護するカバー構造を採用し、部品端子部を防湿膜で覆うことで信頼性を確保。更に、I2Cインターフェースに対応し、コネクタを搭載しているため、メイン基板への配線も容易に行えます。


 尚、静電容量式デジタル温湿度センサ「HSHCALシリーズ」は、当社独自のMEMSプロセス技術を駆使することで業界トップクラスの小型・薄型を実現※1しており、100%RH雰囲気(結露状態)での使用が可能、かつ温度検出特性も±5%の高精度タイプとなっています。また、センサ内部には温度特性補正用ASICを内蔵しているため、機器側の周辺回路を簡素化することができます。


 当社は、センサ性能の向上を進めるとともに、モジュール化を含めたバラエティ拡充を図っていくことで、今後もセット機器の高機能・高性能化に貢献してまいります。

※1:2016年10月当社調べ

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【主な特長】

●基板実装モジュールタイプのラインアップにより、機器の性能および設計自由度を向上

  1. 機器内の測定最適箇所への搭載が容易
  2. 静電容量式の検知方法を採用し、0%~100%RH雰囲気で使用可能
  3. I2Cインターフェース出力対応

【主な用途】

空気清浄器

エアコン

冷蔵庫他、各種白物家電機器


【販売計画】

量産開始 2017年1月
サンプル価格 1,500円(税別)
月産 10,000個(2017年4月予定)
開発 技術本部 長岡工場(新潟県長岡市)
生産 生産本部 長岡工場(新潟県長岡市)

 

【主な仕様】

製品名 HSHCAL101B
外形サイズ(W×D×H) 24mm×16mm×(6.5)mm
電源電圧 2.5~5.5V
動作温度範囲 -20~+85℃
動作湿度範囲 0~100%RH
湿度感度 64LSB/%RH
温度感度 50LSB/℃
測定精度 ±5%RH(@25℃/40、60%RH)