ニュース

企業情報

こちらに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

2016年8月5日

イマージョン・コーポレーションとアルプス電気における

PC向けフォースフィードバック技術のライセンス契約について

 アルプス電気株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長 栗山 年弘、以下「アルプス電気」)は、イマージョン・コーポレーション(本社:カルフォルニア州サンノゼ 社長兼CEO Victor Viegas、以下「イマージョン」)より、PC市場に向けたタッチパッドにおけるフォースフィードバック技術に関するライセンス契約を、本年7月に締結しましたのでお知らせします。


 アルプス電気は1948年の創業より、長年に渡りHMI(Human Machine Interface)に関わる製品の研究・開発に取り組んでおり、スイッチやタクトスイッチ®をはじめとする各種入力デバイスおよび複合モジュールの開発・製造においては、高い技術力と豊富な実績があります。1970年代後半からは民生市場で培ったHMIノウハウを、業界に先駆けいち早く車載市場へ展開。車の電子化を支えるとともに、2002年にはタッチフィードバックソリューションのリーディングデベロッパーおよびライセンサーであるイマージョンと車載機器向けのフォースフィードバック技術に関するライセンス契約を締結し、オーディオやカーナビ、エアコンなどを複合的かつ直感的に操作可能なハプティックコマンダ®を新たに開発、車載市場へ提案・採用されるなど、常に革新的なHMI製品を創りだしてきました。


 昨今、このフォースフィードバック技術はスマートフォンやPC、VRをはじめとする電子機器への応用が期待されており、各種操作を直感的かつ自然な形で実現させる手法として、また機器をスマートに高機能化させる技術として注目を集めています。


 今回、PC用タッチパッドにおけるフォースフィードバック技術の知的財産およびノウハウの使用に関するライセンス契約をイマージョンと新たに締結したことで、従来のタッチパッド操作にフィードバック機能を付加することができ、タッチパッド操作ひとつでクリック感触による入力確認やアプリケーションに応じた状況把握やそれらに応じた操作が可能になるなど、その活用が期待されます。


 また、今回のイマージョンとの連携強化により、ハプティック®に関連する製品ラインアップを拡充させることで、付加価値の高いHMI製品の開発に取り組んでまいります。


 ※ハプティック®はアルプス電気の登録商標です


 <タッチフィードバックソリューション/フォースフィードバック技術ついて>
イマージョンのタッチフィードバックソリューション、およびアルプス電気のフォースフィードバック技術は、デジタル機器において「感覚」を再現することが可能となり、ユニークでカスタマイズ可能なフィードバック効果を実現できます。また、直感的な操作に加え、入力を制御することも可能なため、車載市場においては快適さや利便性を向上させることなどにも貢献。更に、ロボットによる遠隔操作やシミュレーターなどにおいては、実際の音声や視覚によるフィードバックを得ることができない状況においても、リアルなフィードバックを再現することができるなど、入力デバイスの活用性を広げる技術です。


 <イマージョン・コーポレーションの概要>
イマージョン・コーポレーション は、タッチフィードバック技術で、世界をリードするイノベーターです。同社は、ユーザーが触感を通して、デジタル情報をよりリアルに感じられるような没入体験を可能にするソリューション技術を提供しています。 同社の特許件数は、取得済みおよび申請中を併せて 2,200 件を超え、イマージョンのテクノロジーは 30 億台を超えるデジタル デバイスに採用されており、モバイル機器、自動車、広告、ゲーム、医療、家電製品にタッチフィードバックテクノロジーを提供しています。イマージョンは米国カリフォルニア州サンノゼに本社を構え、世界中で事業を展開しています。詳しくは、www.immersion.comをご覧ください。