ニュース
製品情報
こちらに記載されている内容は報道発表日時点の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
2016年06月14日
アンテナ付きで、本体サイズ、消費電力ともに業界最小クラス※を実現
Bluetooth® SMART通信モジュールアンテナ付タイプ「UGMZ2AA」を開発、量産を開始
あらゆるモノとインターネットがつながる、「IoT(Internet of Things:以下IoTと記載」の実現に向け、当社は、小型、低消費電力タイプのBluetooth® SMART通信モジュールアンテナ付タイプ「UGMZ2AA」を開発、量産を開始いたしました。
昨今、IoTを活用したさまざまな機器やサービスが登場し、普及が進んでいます。
IoT対応機器は、インターネットにつながるための通信モジュールが不可欠です。特に、コイン電池やバッテリーを用いた機器などでは、低消費電力を特長とする「Bluetooth®
SMART」対応の通信モジュールが注目されています。
また、ウェアラブル機器などへの対応では小型化を求められますが、これまでの通信モジュールに使用されているアンテナは、特性を確保するため、通信モジュールとは別に実装スペースを設ける必要がありました。更に、機器の小型化と長時間駆動のニーズに対し、搭載される電子部品も同様に、小型で低消費電力タイプが求められています。
これらのニーズに対応すべく、当社はアンテナ付きで、本体サイズ、消費電力ともに業界最小クラスのBluetooth®
SMART通信モジュールアンテナ付タイプ「UGMZ2AA」を開発、量産を開始いたしました。
本製品は、通信モジュール部の天面にアンテナを重ねた構造を採用。シミュレーション技術を駆使し、アンテナ部の特性を最適化しながら、高周波回路設計技術、高密度実装技術により、4.7mm✕4.7mm✕2.0mmの小型化を両立。これまでのアンテナ別体タイプの製品に比べ、大幅な実装面積の削減に貢献します。加えて、消費電力は、5.1mA(Sleep時0.6μA)と、本体サイズ、消費電力ともに業界トップクラスを実現しています。
更に、本製品は、日本、米国、欧州の電波法を取得済み。セット側のアンテナ設計、評価、電波法認証取得などの手間を省き、機器開発、設計時の工数削減に貢献します。
なお、本製品は、当社が発売するIoTの開発キット「センサネットワークモジュール」に搭載されています。
センサネットワークモジュールは、気圧、温湿度、UV/照度の環境センサと、6軸センサ(加速度+地磁気)を組み合わせ、各種環境データ、モーションデータを収集。コイン電池(毎分1回の通信)で、約一年間駆動可能です。
【主な特長】
- 4.7mm✕4.7mm✕2.0mmの小型化
- アンテナ付きタイプのため、機器開発、設計時の工数削減に貢献
- 5.1mA(Sleep時0.6μA)の低消費電力
- 技術適合マーク、FCC、CE取得
【主な用途】
IoTデバイス、ウェアラブル機器、ペン型デバイス、ヘルスケア機器、xEMS機器など
【販売計画】
量産開始 | 2016年3月 |
サンプル価格 | 1,000円(税別) |
月産 | 30万個(2016年6月) |
開発 | 技術本部 古川工場(宮城県大崎市) |
生産 | 生産本部 角田工場(宮城県角田市) |
【主な仕様】
製品名 | UGMZ2AAシリーズ |
Bluetooth®バージョン | Bluetooth® Smart Ver.4.1 |
外形サイズ | 4.7mm×4.7mm×2.0mm |
消費電力 | Rx=5.1mA Sleep=0.6μA |
内蔵クリスタル | Reference:16MHz, Sub: 32.768kHz |
インターフェース | UART/ SPI / I2C |