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2017年11月10日
スピーカー振動板にCFRTPを採用し高音質化と高耐熱の両立を実現
アルパインブランドスピーカー商品に順次展開
アルパイン株式会社(代表取締役社長 米谷 信彦、以下アルパイン)は、熱可塑炭素繊維樹脂(CFRTP)を振動板素材に採用し、従来の振動板材料にない高音質化と耐熱性の両立に成功しました。
近年CFRTPの素材開発は、航空機、自動車等の軽量化や風力発電のブレード等、金属の代替え技術として急速に発展して来ました。 アルパインはCFRTPの特徴を単なる金属代替え技術の範囲では無く、その材料特性から内部損失や異方性の特色を活かす事が重要としてスピーカー振動板の開発を約2年前からスタート、CFRTP振動板の設計成形ノウハウを蓄積し広帯域再生が可能なスピーカー商品化に成功しました。 アルパインブランド商品より順次製品化を進めて参ります。
またCFRTPは一般樹脂に比べて耐熱性が高く、スピーカーに使用されている従来樹脂振動板(PP)に比べて40℃程度の耐熱性向上にも成功しておりエンジンルーム等の高温/高湿環境条件に適用させる事も同時に可能となりました。
これからもアルパインは、お客様に豊かなカーライフを提供することを目的に、様々な技術開発をして参ります。