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2016年12月26日

取り付け場所を選ばない小型スピーカー発表
ホンダS660 純正ディーラーオプションに採用、クルマでの音の楽しみ方を広げる

アルパイン株式会社(代表取締役社長 米谷 信彦、以下アルパイン)は、クルマでの音の楽しみ方の幅を広げる小型軽量化スピーカー「レイアウトフリースピーカー」を発表しました。


近年、クルマの軽量化や自動運転への取組みが業界全体で加速し、数年後には車室内の様子が様変わりしていることが予想されます。しかしクルマのあり方が変わったとしても、音楽は車内のエンターテイメントであり続けるという考えから、アルパインは車の形状を問わず車内どこにでも取り付け可能なスピーカーを開発しました。


レイアウトフリースピーカーは外径48mm、奥行き33mmと従来のスピーカーよりも15%の小型化と45%の軽量化を実現しました(弊社従来スピーカー比)。大きさが従来よりも小さいにも関わらず、幅広い帯域を高品質で再生します。更に、スピーカーは正面から聞く音が最も良いとされていますが、当製品ではスピーカーの正面から60度の角度でも音の劣化はほとんど見られません。
従来、スピーカーはクルマのドアの中に設置することが大半でしたが、レイアウトフリースピーカーはこのサイズと再生域の広さ、広角度での音質劣化の少なさから、取り付け場所を選ばず、かつ従来よりも良い音質で音を楽しむことを可能としました。


このたび、レイアウトフリースピーカーは躍動感あるデザインが特徴のオープンスポーツカー ホンダ S660 純正ディーラーオプションとして採用されました。オープンカー共通の課題として、ルーフオープン時は、ドアに設置されたスピーカーの音が外に逃げ、更に風きり音やエンジン音、ロードノイズに囲まれることで、音楽を楽しむことが難しい状況でした。今回S660のシートの耳に最も近い部分、ヘッドレスト脇にレイアウトフリースピーカーを設置することで、ルーフオープン時でも高品質な音をドライバーとパッセンジャーに提供することができ、ドライブの楽しみを更に高めることが可能となりました。


今後もアルパインは、お客様に豊かなカーライフを提供することを目的に、車室内における様々な音の楽しみ方を提案します。

<レイアウトフリースピーカー>
【技術的特性】

1. 振動系にダブルギャザードエッジを採用することで、安定した振幅と低歪みを実現。(以下図1参照)

2. 運転時の頭の移動によりスピーカーとリスナーに角度差が生じても、ボーカルから楽器の音までナチュラルに再生。(以下図2参照)

3. 振動板にはアルミニウムを使用し広帯域で尚且つフラットな周波数特性を実現。(レンジ200-20KHz)

4. 磁気回路は大型ネオジウムを使用した内磁型で漏洩磁束が少なく、理想的な駆動力を生み出す事に成功。

<図1 ダブルギャザードエッジによる歪低減効果>
<図2 周波数特性/指向特性>